年末年始は実家に戻って家族で過ごした。去年の6月に実家を出たので、「実家に戻る」という感覚を味わったのは初めてで、何とも不思議な気分だった。2008年1月1日自分はどこで何をしているのだろう、今年が両親、妹との家族4人で過ごす最後の正月になるのかもしれない、そんな心の内を投影したのだと思う。
1月1日、今年の初詣は大宮にある氷川神社に行った。今回訪れるまで知らなかったけれど、しばしば東京で目にする氷川神社の総本社がこの大宮の氷川神社。東京奠都の際明治天皇が勅祭社と定め、明治元年には親祭を行ったという由緒正しき神社らしい。大宮が氷川神社の門前町として発展し、そもそも大宮の「宮」は氷川神社を指すということも初めて知った。
そんな氷川神社は初詣に訪れた人たちで大混雑。本殿のかなり前から警察官が参拝人数の整理を行っていて、皆で行列を作る。実際にお参りするまでに相当な時間並んだけれど、運良く最前列、賽銭箱の目の前でお参りすることができた。信じていないのに恐縮だけれど、今年は神頼みすることがたくさんあったので良かった。
ところで、毎年年末年始になると繁華街や神社仏閣で目にする聖書やキリストの言葉が書かれた黄色いプラカード、氷川神社でもいくつも見掛けた。中学高校とミッションスクールで育った僕でも激しく違和感を覚えるほど、およそ日本人には馴染まないと思われる文言が掲げられている。「死後の行き先を考えよ」って言われてもなあ・・・。調べてみたところ、宮城県に本拠を置く団体が伝道活動の一環としてプラカードの掲示を行なっているらしい。信仰心、まだまだ僕には理解できない。
何はともあれ、氷川神社で祈念したことが叶いますように。今年1年が素晴らしいものになりますように。
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